歴史・文化編
上山高原の歴史・文化資源青下の水路明治元年から3年の歳月をかけて、青下の10町歩に及ぶ新田開発のために施工されました。後に発電所の水源にも利用されることとなり、地元の人たちの生活だけでなく広域にわたって貢献しました。大正7年に青下72戸に電灯が灯った話は今も語り継がれています。木地屋跡木地屋は年中を深山で過ごし、ろくろを使って椀や杓子などを作っていました。平安時代に小野宮惟喬親王から技術を学んだとされています。氷ノ山から扇ノ山系の山々を、良材を求め
自然動物編
上山高原のいきものたち多種多様な生きものが上山高原では暮らしています。イヌワシ(タカ目タカ科)羽を広げると2mにもなる大型猛禽類。 森林にすみ草原で狩りを行います。 断崖や岩棚に営巣します。ピーウとかポイヨーという鳴き声をします。近年では全国でも生息数が激減しており、絶滅の危惧が心配されています。またイヌワシは一匹だけの固体で生息している場合が多く、上山高原では2羽おり、つがいで生息している全国的にも貴重な生息状況です。日本の天然記念物。ツキノ
上山高原の滝百景
扇ノ山と霧ヶ滝渓谷ここには、手つかずのままに残された自然があります。岩魚の里として知られる霧ヶ滝、赤滝からの流れは大雨が降っても決して濁ることはありません。トチやカツラの巨木がそびえ、蔓が川面の垂れ下がる景観は太古の自然をよみがえらせてくれます。霧ヶ滝温泉町を代表する落差61mの名瀑布です。兵庫県の名勝に指定されており、名前のように水が霧状になるので滝壺がありません。赤滝霧ヶ滝上流に位置する滝で落差40mあり、豪雨でも濁らない滝で自然の豊か
上山高原の魅力をたっぷりご紹介
四季折々に豊かな表情を見せる
上山高原をご紹介します。
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雪解け、新緑の季節
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雪が解け始め、高原まで上れるようになります
このころイヌワシのひなが孵化します。(3月下旬) ブナなどが芽吹きはじめます。(4~5月)
このころイヌワシのひなが孵化します。(3月下旬) ブナなどが芽吹きはじめます。(4~5月)
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ふもとの集落では、代(しろ)かき、田植えが始まります
タムシバの白い花が咲きはじめます。(5月はじめ) 青下天満宮まつり(5月)
タムシバの白い花が咲きはじめます。(5月はじめ) 青下天満宮まつり(5月)
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夏、ブナの森が色濃くなります
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ブナの森の緑が濃くなります
昆虫、動物の活動が活発になります。 イヌワシの親子は草原で飛行訓練。
昆虫、動物の活動が活発になります。 イヌワシの親子は草原で飛行訓練。
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ススキやササがぐんぐん伸びてきます
たらいこぎレース(石橋池)(8月)
たらいこぎレース(石橋池)(8月)
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ススキの穂がなびき、紅葉が色とりどり
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きのこや山菜が豊富に育ちます
ススキの白色の穂がなびきます。(10~11月) イヌワシが巣づくりに入ります。(10~11月)
ススキの白色の穂がなびきます。(10~11月) イヌワシが巣づくりに入ります。(10~11月)
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ブナの森が色とりどりに紅葉します
動物たちは、冬に向けブナ・ミズナラなどの果実を食べ、栄養を蓄えます。
動物たちは、冬に向けブナ・ミズナラなどの果実を食べ、栄養を蓄えます。
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積雪の季節、一面の銀世界
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11月末、初雪が降ります(頂上付近では4mにもなります)
雪原にウサギ等動物の足跡が点々とみられます。 ツキノワグマは大樹や岩穴で冬ごもりし、雌はこの時期に出産します。
雪原にウサギ等動物の足跡が点々とみられます。 ツキノワグマは大樹や岩穴で冬ごもりし、雌はこの時期に出産します。