イヌワシについて
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分類 | タカ目タカ科ニホンイヌワシ |
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学名 | Aquila chrysaetos japonica |
分布及び個体数 | 北海道、東北から中部、中国地方の日本海側を中心に生息。四国、九州ではごくわずかに生息。 |
特徴 | 体長: 約70~90 cm、翼を広げると最大2メートルに達する。 |
食性 | 主に小型の哺乳類や鳥類を捕食するが、特に「犬」を狩ることがあるため、この名前が付けられたと言われています。特に小型の野生犬や動物が獲物として狙われることがあります。 |
生息地 | 高山地帯、特に森林のある山岳地帯や開けた草原で見かけることが多いです。日本では北海道や東北地方の山岳地帯に生息することがあります。 |
絶滅危惧種 | イヌワシは、日本では絶滅危惧II類に指定されています。これは、生息地の減少や人間活動の影響などが主な原因です。 |
保護活動 | 日本国内では、イヌワシを保護するための活動が行われています。特に自然環境を守り、生息地を保護することが重要視されています。 |
上山高原とイヌワシ
上山高原エコミューアムではイヌワシが飛び、ヒバリが乱舞した、1960年代の上山高原に戻そうを合言葉に上山高原の保全活動をしています。
イヌワシが捕食するノウサギの生息環境を取り戻すため、ノウサギが住みやすい環境づくりとして、ブナを中心とした落葉広葉樹林の環境保全や、ススキ草原の維持のため、火入れや牛の利用などでも行っています。現在、上山高原では2羽がつがいで生息している全国的にも貴重な生息状況です。